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抱擁。大地との暮らしの中から湧き上がる祈り。もうすでに私の半分は土の中にある。
[EXTRA-NEUTRAL]は、堀川新文化ビルヂング1階・大垣書店やカフェ&バーSlow Page店内、ウィンドウ・ディスプレイなど、ビル全館で作品を楽しめる展示企画。
本展では美術家・中留雄太が土との生活から見出した作品群の展示とインスタレーションを行います。中留 雄太 Yuta Nakadome
2000年 京都府生まれ。
2023年3月 京都芸術大学 環境デザイン学科を卒業した中留雄太は自給や生活など、自身の経験をもとにした絵画の制作を行っている。2022年度 京都芸術大学 卒業展にて環境デザイン学科 学長賞を受賞。
開催概要
- 会期: 2023年4月15日(土) -5月14日(日)
- 会場: 館内各所
- 営業時間: 各施設の営業時間に準じます
- お問い合わせ:ホームページのフォームよりお問い合わせください。
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク]では、2023年4月15日から5月14日まで、大洲大作による個展「flow / float」を開催いたします。
大洲大作(おおず・だいさく/1973年・大阪府生まれ)は、1994〜95年まで大阪国際写真センター(現、IMI グローバル映像大学)にて写真を学ぶとともに、1997年に龍谷大学文学部哲学科を卒業。これまで日本各地で多数の展覧会に参加しており、現在は「第26回 岡本太郎現代芸術賞展“TARO賞”」(川崎市岡本太郎美術館 / 神奈川)に出品するなど、広く活躍を続けています。2021年、大阪・堂島川沿いに古くから建つビルでのコミッションワークを契機に、水面とそこに映る街を撮り始めた大洲は、 生まれ育った大阪の街をはじめ、縁のある土地をめぐりはじめました。京都、横浜、広島。それぞれの街に流れる川の水面をモチーフにしながらも、水面に映り込む自然光やネオンの光は周辺に広がる景色を想像させます。
大洲の代表作であり、現在も制作を続けているシリーズ「光のシークエンス」は、「車窓」をモチーフにしながらも「車窓の向こう側の風景ではなく、スクリーンあるいはインターフェイスとしての車窓をうつして」いると言います。大洲は『何ごとかが何かにうつる、に関心がある』と言い、新たなシリーズとなる「flow / float」もそこから生まれた作品と語ります。
2014年の「光のシークエンス」以来となる大洲大作の個展となる本展「flow / float」は、これまでめぐってきた地の水面とともに、京都・堀川でのフィールドワークをもとにした作品も展示される予定です。
スペシャルトーク - Born by the River -
佐藤守弘[同志社大学文学部教授]× 大洲大作[美術家]日時:5月14日(日)19:00より(90分予定)
参加無料/予約不要【作家ウェブサイト】
https://www.oozu.info/【ステートメント】
川の街に生まれた。いつか幾つもの川を渡り、光と影がうつり交わる水面を見ていた。
淀川、堂島川、土佐堀川。鴨川、高瀬川、琵琶湖疏水。太田川。多摩川、大岡川。
親しんだ街も時とともにうつろう今ひとたび、人をわかち、あるいは結んで流れる
川それぞれの水面を見つめ、ゆれる光に街をうつしてみる。
(大洲大作)【略歴】
1973 大阪に生まれる
1994-95 大阪国際写真センター(現、IMI グローバル映像大学)にて学ぶ
1997 龍谷大学文学部 哲学科を卒業【おもな展覧会】
2023
第26回 岡本太郎現代芸術賞展“TARO賞”(川崎市岡本太郎美術館 / 神奈川)2022
個展「大洲大作 Logistics / Rotations」(蒲田駅東口周辺 / 東京)
六甲ミーツ・アート 芸術散歩2022(六甲山アートセンター / 兵庫)
個展「flow / float」(SAI GALLERY / 大阪)
個展「Loop Line」(eitoeiko / 東京)2020-21
個展「黒い窓」(象の鼻テラス / 神奈川)2020
「富士の山ビエンナーレ2020」(富士市 / 静岡)2019
「大洲大作 未完の螺旋」(京成電鉄 旧·博物館動物園駅 / 東京)2018-19
「めがねと旅する美術展」(青森県立美術館 / 青森、島根県立石見美術館 / 島根、静岡県立美術館 / 静岡)2018
「第5回 ホテ山ビエンナーレ」(ホテル山上 & Midori Art Center / 青森)
「あいちトリエンナーレ×アートラボあいち site & art 02 窓から。」(アートラボあいち / 愛知)
「それぞれのリアル」(あまらぶアートラボ / 兵庫)
「Another Tokyo」(スパイラル / 東京)
個展「・ - 」(Little Barrel Project Room / 東京)2017
「ラブラブショー2」(青森県立美術館 / 青森)
「第4回 ホテ山ビエンナーレ」(ホテル山上 & Midori Art Center / 青森)
「写真+列車=映画 市川平 大洲大作 瀬尾俊三」(カマタ_ソーコ / 東京)
「石の街うつのみや / 個展 大洲大作・写真の仕事 ̶ 石の街」(宇都宮美術館 / 栃木)2016
「さいたまトリエンナーレ2016」(旧埼玉県立民俗文化センター / 埼玉)
「不在の選挙」(float / 東京)
「High-light scene」(Gallery PARC / 京都)
個展「Afterglow」(POETIC SCAPE / 東京)2015
「Fly me to the AOMORI 青い森へ連れてって」(青森県立美術館 館外企画 / 愛知)
「光路」(サイギャラリー/大阪)2014
「第3回 ホテ山ビエンナーレ」(ホテル山上 & Midori Art Center / 青森)
個展「大洲大作 光のシークエンス」(Gallery PARC / 京都)2013
個展「PANORAMIC WINDOW/光のシークエンス」(サイギャラリー / 大阪)2012-13
「始発電車を待ちながら」(東京ステーションギャラリー / 東京)2012
個展「INVISIBLESCAPES」(galerie son / ベルリン,ドイツ)2010
個展「光のシークエンス」(space B / 京都)2009
「Spiral Independent Creators Festival」(スパイラル / 東京)2008
個展「Illusions of the Sea」(galerie magenta / ベルリン, ドイツ)2007
「Junge Kunst」(galerie son / ベルリン, ドイツ)1999
個展「NO MAN'S LAND」(The Third Gallery Aya / 大阪)1996
個展「浸透圧」(The Third Gallery Aya / 大阪)開催概要
- 会期: 2023年4月15日[土]─ 5月14日[日]13:00~19:00 水・木休 但し、5月3日[水・祝]、 4日[木・祝]は開廊
- 会場: Gallery PARC
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お問い合わせ:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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国際写真祭KYOTOGRAPHIE KG plus 2023 Pick up exhibition
『忘却の海』
「私は宮崎県に住み制作をしている。 どこを見渡しても海に囲まれた町だ。 行政やボランティアの清
掃の手が行き渡った海水浴場には、美しいビーチが続く。 しかしそこから少し離れた海は、正反対の
世界が広がっている。 漂着物や不法投棄物が打ち棄てられて忘れ去られ、 誰も立ち入ることさえなく
なった、現代社会のありのままの海辺の姿。
ゴミと化した色鮮やかさが虚しいプラスチック、手袋、おもちゃ、魚や鳥などの死骸。 遠く離れた場
所から時間の波にもまれ、太陽光で干からび新たな姿に変容していくものたち。 現世のものとは思え
ぬ異様な感覚をも想起させる、人間がかつて関わっていた痕跡。
私は夢中に、下ばかり見ながら、一つ一つの残骸を集める。打ち捨てられた物達は僕に語りかけるよ
うに感じる。誰かが作り、誰かの手元にあり、波と共に砂浜へ。そして私と出会う。このシリーズは、
その最後の有りようを記録したラストポートレートだ。 」活動拠点とする宮崎県延岡市の海辺に打ち 棄てられたオブジェクトを太陽光の下で撮影したシリーズ。第41回キヤノン写真新世紀優秀賞受賞作、 及び公益社団法人 日本写真協会と東京都写真美術館が主催する「東京写真月間2022」の国内企画展 に選出された 〈Collection〉シリーズ(2018年)を、さらに発展させた新作です。夥しい数のプラスチックや日用品や思いも寄らぬ残骸が打ち上げられた海辺を、ひたすら無心になりカ メラを手に歩き回りながら制作しました。人間の営為の痕跡を淡々と俯瞰することで、時間軸を超越した畏怖さえ感じさせる、〈忘却の海〉 を、是非お見逃しなくご高覧頂けますと幸いです。
トークイベント&写真集『忘却の海』予約会
日時:5月2日(火)17:00〜18:00
場所: GALLERY NEUTRAL
登壇者:姫野希美(赤々舎・代表)×内倉真一郎(写真家)
入場料:ワンドリンク制(500円)人数:25名協力:KANA KAWANISHI GALLERY
内倉 真一郎
1981年、宮崎県生まれ。日本写真映像専門学校卒業後独立し、現在は宮崎県にて活動。
KANA KAWANISHI GALLERY所属。日本写真協会正会員。
主な受賞歴に第41回キヤノン写真新世紀優秀賞、 第33回・34回・36回キヤノン写真新世紀佳作受賞、
第7回EMON AWARDグランプリ (2018年) 他多数。
主な個展に『忘却の海』『浮遊の肖像』(2022年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、/BLOOM
GALLERY)、『Collection』東京都写真月間(キヤノン品川オープンギャラリー1) 『私の肖像』(2020
年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、/BLOOM GALLERY)、『十一月の星』(2018年、
EMON PHOTO GALLERY、東京)、『犬の戦士団』・『十一月の星』(2018年、居藝廊
G.GALLERY、台湾・台北)、など。
主なグループ展に『第8回大理国際写真祭』(2019年、中国・大理)、『My Body, Your Body, Their Body 』
(2019年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、『第2回寧波市国際写真祭』(2017年、中国・寧
波)、『YP』(2017年、清里フォトアート ミュージアム、山梨)など。
作品集に『私の肖像』(2020年、赤々舎刊)のほか、2022年に『Early works 1: Street』、『Early works 2:
Portrait』、『佳子』、『犬の戦士団』、『十一月の星』、『Collection』全6タイトルをKANA
KAWANISHI GALLERYより連続刊行。 また今夏、赤々舎より8月に『忘却の海』を出版。
HP:https://www.uchikurashinichiro.com/
Instagram:https://www.instagram.com/shinichiro_uchikura/開催概要
- 会期: 2023.5.2.(火)- 5.21(日)
- 会場: NEUTRAL
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お問い合わせ:ホームページのフォームよりお問い合わせください。
- 作家在店予定日: 5月2日午前から在中。その他調整中
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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国際写真祭KYOTOGRAPHIE KG plus 2023 Pick up exhibition。本展示は偶然性と都市風景を光と共にイメージ化した「WIND」を始点に、ストリートにおける雑多な壁のその存在の有り様を方法論として捉えた「WALL」、物の経年を主題に据えた「STUFF」の三つの異なるシリーズが組み合わされ、”都市とは何か”という問いに呼応するような構成となっている。解体と構築の速度それ自体を成り立ちとするような都市を考える時、”失われ続け、損なわれ続けることで新たなる様相となること”、”加算され掛け合わされ続けることで失われてゆくこと”、”消失と出現が均質に漂流し続けること”、これらがすべてのシリーズに貫かれた本質的テーマである。これらの連なりがひとつの空間に実存として立ち現れるとき、そこには都市に相対する作家としての姿勢もまた幾らかなりとも結像しているはずである──。(作家ステートメント)
ブックサイニング&オープニングレセプション
日時:4月8日17:00~20:00
「映像に在るものを拭い去る時、確からしさ、は、やがて」刊行にあわせてブックサイニング&オープニングレセプションを行います。
入場無料ですのでお気軽にお越しください。横山隆平 Ryuhei Yokoyama
写真家。1979年大阪府生まれ。「都市とは何か」をテーマとし、モノクロフィルムによるストリートスナップを中心に作品を展開。流動する都市の姿を、視点やアプローチを変えながら制作を行う。主な作品集に『風に転がる紙屑に書かれたような美しい、光と踊るネズミのグラフィティ史』(2018、BUFFALO PRESS)など。
2020年から取り組む〈WALL〉シリーズでは、撮りためたグラフィティアーカイブを用いながら紫外線で瞬時にインクが硬化するUVプリントの技術を活用し、幾重にも出力を重ねる独自の手法で制作を開始。インクが層を成し、徐々に立体的な質感をつくりだすことで、視点の角度によって異なる表情が現れる「半立体」とも言える新しい写真表現を生みだしている。VOLTA NEWYORK 2022(アメリカ・ニューヨーク)、2019年『第8回大理国際写真祭』(中国・大理)、同年のグループ展『offthe record vol.12 aube artistique』(フランス・パリ)など、国内外で作品を発表。インスタグラム @yokoyamaryuhei
ウェブサイト https://www.yokoyamaryuhei.com開催概要
- 会期: 2023.4.2(土) - 4.30(日)
- 会場: NEUTRAL
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お問い合わせ:ホームページのフォームよりお問い合わせください。
- 作家在店予定日: 4月8日17:00~20:00 ブックサイニング&オープニングレセプション
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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Statement
Picture(s) - 抽象的なペインティング。そして、暗室で露光され、様々な色に発色した印画紙(カラーフォトグラム)の構成。アクリルボックスが彼らの運命を封印する。その平面上に、ヒエラルキーはない。彼らは、メディウムとしての差異をそのまま提示しながらも、共存し、影響し合う。メディウムの歴史上の緊張関係を解放するカンバセーション。破かれ、折りこまれたフォトグラムは重なり合い、キャンバスから浮遊する。それらは、絵の具のストロークを模倣しながらも、その色や彫刻的な形態は、より鮮やかに。
絵画、あなたは誰? 写真、あなたは誰? あるいは、私は誰? 形象を持たずに。本展覧会では、最新作「Picture(s)」を中心に、これまで取り組んできた他の複数のシリーズ作品を同空間に展示することで、俯瞰的かつ有機的に、制作活動の全体像を浮かび上がらせることを試みる。
作家プロフィール
田中 和人
Tanaka Kazuhito1973 年埼玉県生まれ。アーティスト。sodaディレクター。
明治大学商学部卒業後、会社勤務を経て渡米。2004 年 School of VISUAL ARTS(ニューヨーク)卒業。写真と絵画の関係性を軸に、写真による新しい抽象表現を探求し、国内外で作品を発表。また、京都ベースのアーティスト・ラン・スペース「soda」のディレクターを務め、展覧会の企画にも取り組む。現在、京都と福岡を拠点に活動中。2011 年TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD グランプリ受賞。
主な個展に、2022年「Picture(s)」(KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、「Picture(s)」(Paris London Hong Kong、シカゴ)、2019年「Self-Dual」(Galley PARC、京都)、2018年「GOLD SEES BLUE」(Maki Fine Arts、東京)、2017 年「トランス/ リアル - 非実体的美術の可能性 vol.7 田中和人 」(αM、東京)、2015 年「pLastic_fLowers」(Maki Fine Arts、東京)、「high & dry」(Gallery PARC、京都)など。
主なグループ展に、2021年「Foreland」(Foreland、キャッツキル)、「Never the Same Ocean」(soda + HAGIWARA PROJECTS、東京)、「風とイメージ」(Sprout Curation、東京)、2019年「S/F -写真、あるいは、200年後のモノリス-」(KAYOKOYUKI + soda、東京)、2016年「TAMA VIVANT II 美術-あいまいなパラダイム」(多摩美術大学、東京)、2015 年「NEW BALANCE #3」(XYZ collective、東京)、「hyper-materiality on photo」(G/P gallery shinonome、東京)など。soda https://www.sodakyoto.com/
開催概要
- 会期: 2023.2.23(土)-3.19(日)
- 会場: Gallery PARC
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お問い合わせ:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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京都建築専門学校は、戦後間もない昭和26年、京都の工務店の組合によって子弟教育の場として設立されました。
このたびは堀川新文化ビルヂング イベントスペースNEUTRALをお借りし、卒業制作展を開催させていただくことになりました。
建築科(昼間部)の木工コースおよび設計コース、建築科二部(夜間部)の卒業設計の作品を展示しております。
2年間の学生たちの努力の成果をご観覧いただき、忌憚のないご意見を伺うことができましたら幸いです。【ホームページ】
京都建築専門学校開催概要
- 会期: 2023年2月24日(金) -2月26日(日)
会期中無休
- 会場: NEUTRAL
- 営業時間: 10:00〜19:00 (最終日 10:00~16:00)
- お問い合わせ:京都建築専門学校(TEL:075-441-1141)
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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朴は韓国高麗時代から朝鮮時代に至る仏教絵画の模写に取り組むなかで、描画技法の研究だけではなく、和紙や藍などの素材、保存・修復の技術や社会で果たす役割などについて熱意を持って研究してきました。朴は、かつて描かれた線を筆で辿り、往時の材料や技術を知るなかで、描いた人やその表現だけではなく、絵や素材に託された多くの人の想いを受け取り、共有しようとしている自分に気付くようになったと言います。
2018年の個展『想い』、2020年の個展『結ぶ』に続き、およそ3年ぶりの開催となる本展『伝える』は、約3m×2mにおよぶ《廣徳寺『阿弥陀如来仏』現状模写》などの大型作品とともに、2018年以降に朴が制作したおよそ30点あまりの作品によって構成します。ここには2018年から始まった韓国全羅南道松廣寺「華嚴經變相圖(国宝314号)」の模写事業の指導・助言に当たることとなった朴が、コロナ禍により容易に往き来ができない中で現地のスタッフ達に模写技法や材料特性などを「伝える」ために制作したものも含まれます。
今も日本・韓国を往き来しながら、仏教絵画の模写・研究に取り組む朴は、自らの手を動かすことで、作品に託された想いに気付き、人や文化の結びつきを感じ、またそれを伝えることの難しさと意義を改めて感じたといいます。
本展展示作品からは、その卓越した技法や技術とともに、「人と人」が結び・伝えることの意義についても想いを馳せていただければ幸いです。
写真提供:ギャラリー・パルク
撮影:麥生田兵吾開催概要
- 会期: 2023年1月27日[金]─ 2月12日[日]13:00~19:00 水・木休
- 会場: Gallery PARC
- 営業時間: 13:00〜19:00
- お問い合わせ:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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- 館内各所
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一枚一枚が、生きた証です。
[EXTRA-NEUTRAL]は、堀川新文化ビルヂング1階・大垣書店やカフェ&バーSlow Page店内、ウィンドウ・ディスプレイなど、ビル全館で作品を楽しめる展示企画です。
本展では、作家、蛯子睦月が生きる日々の中で、絵にしなくてはならないと感じたものを描いた作品群を、館内各所に展示します。
どの作品にも登場する、猫のけけまる、を手がかりに、共感できることや、何処かしらから感じる視線というものを、楽しんで頂けると幸いです。蛯子睦月
MUTSUKI EBIKO
1994年1月 京都生まれ京都市立銅駝美術工芸高等学校
京都市立芸術大学 共に日本画専攻卒業2020年11月 個展「待ち合わせ場所」同時代ギャラリー
開催概要
- 会期: 2023年2月4日[土]─ 2月26日[日]
- 会場: 堀川新文化ビルヂング 館内各所
- 営業時間: 各施設の営業時間に準じます
- お問い合わせ:堀川新文化ビルヂングHP「お問い合わせ」よりお問い合わせください。
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「南画」とは墨と淡い色を使って描かれた日本の絵画のことを言います。中国で文人と呼ばれた人々に憧れて描かれたことから「文人画」と呼ばれることもあります。江戸時代の後半から明治・大正・昭和という時代に京都でも大流行をした絵画のジャンルでした。南画を描いた人たちは墨を使いこなし、淡い色を加え、漢詩を添えて、胸の中にある、理想の世界に遊んでいました。物のかたちを写実的に追うのではなく、意=本質を描こうとしたともいえます。
この展覧会では、鑑賞のポイントがなかなか分かりにくい南画の見方・楽しみ方を個人蔵の珍しい作品を展示し解説します。甲斐虎山、河邊青蘭、広瀬桑田、田能村直外、安田虚心といった、美術館でもなかなか見られない有名画家たちの知られざる作品や、五代清風與平、河合卯之助、など京焼の陶芸家が描いた南画も展示します。団体名:向月庵、而中文庫
監修者略歴村田隆志(向月庵)
大阪国際大学国際教養学部国際観光学科教授。前﨑信也(而中文庫)
京都女子大学家政学部生活造形学科教授。田畑絵梨奈(京都女子大学生活造形学科)
[関連イベント]
ワークショップ「南画を描いてたのしむ」
1月29日(日)14:00~15:30
講師・村田隆志
予約制(先着10名)参加費1000円 ※短冊等手土産付煎茶+ギャラリートーク「南画と煎茶のたのしみかた」
2月5日(日)16:00~17:30
スピーカー:佃梓央×前﨑信也×村田隆志
予約制(先着10名)参加費3000円 ※お煎茶お菓子付ご予約方法はホームページのニュースにて詳細をご確認ください。
開催概要
- 会期: 2023年1月21日[土]─ 2月12日[日]
- 会場: NEUTRAL
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お問い合わせ:堀川新文化ビルヂングHP「お問い合わせ」よりお問い合わせください。
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
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自分史を編むというのはある面でとても恐ろしい行為だと思います。自分が生きてきた年月を懐かしみながら書き起こしていく楽しさの反面、便宜的に書きつけたそれぞれのエピソードの行間に記せていない膨大な日々があり(50年間では約1万8千日!)、それらのほとんどを忘れて今生活していることに気付かされるからです。また自分史において、今日この瞬間まではどうあれ埋めることができるのに対して、明日以降は原理的に空白とするしかありません。そして「明日死なないとは限らない」という、いわゆる〝縁起でもない〟発想がチラリとよぎります。
それでも今日までの歩みを俯瞰すれば、数々の偶然が結び合い、おかげさまで面白い人生が続いていると感じることができます。そして明日以降のことは何も分からないとしても、また予期せぬ偶然が繋がって真っ白だった空欄が埋まっていく期待に賭ける勇気がわいてきます。
今回、個展と銘打って自分自身を素材にした〝研〟究をおこないます。極私的な年表をお見せするという野暮を、どうか数え年50の誕生日とクリスマスに免じてお許しください。(谷本 研)詳 細
https://galleryparc.com/pages/exhibition/ex_2022/2022_1225_tanimotoken.html作家プロフィール谷本 研
Tanimoto Ken1973年 神戸生まれ。1998年 京都市立芸術大学大学院造形構想専攻修了。アートやその周縁に関わりながら企画活動をおこなう。1999年、京都の古旅館で開催した「当世物見遊山」展以来〝観光〟を通底したモチーフとする。2002年から滋賀県仰木をフィールドに「地蔵プロジェクト」を開始し、近年は美術家の中村裕太とともに路傍のホコラに注目したプロジェクト「タイルとホコラとツーリズム」を展開する。漫画やデザインも手掛け、アメリカの現代美術家ダン・グレアムのライフヒストリーを漫画化した『まんがダン・グレアム物語』が展覧会図録に掲載される(2001、セラルヴェス現代美術館)。その他、『学校で地域を紡ぐ─「北白川こども風土記」から─』(小さ子社、2020)ブックデザイン、かつて流行した観光ペナントの収集研究家として著書『Pennant Japan』(PARCO出版、2004)などがある。
おもな展覧会
2022
「タイルとホコラとツーリズム season10《マンマンダラダラマンダーラ》」(成安造形大学 / 滋賀)
「大月コンテンポラリーアート2022」(大月町立旧小才角小学校 / 高知)2021
「やんばるアートフェスティバル2021-2022」(大宜味村立旧塩屋小学校 / 沖縄)
「タイルとホコラとツーリズム season9《ただいま!玉手箱》」(Gallery PARC [m@p]プロジェクトとして)
「タイルとホコラとツーリズム Season8《七条河原じゃり風流》」(下京いきいき市民活動センター/ 京都)2019
「やんばるアートフェスティバル2019-2020」(大宜味村立旧塩屋小学校周辺 / 沖縄)*タイルとホコラとツーリズム season7《ムイカーヌシーのコイコイ、ウンガミ様》
「タイルとホコラとツーリズム season6《もうひとつの広島》」(広島市現代美術館 / 広島)2018
「タイルとホコラとツーリズム season5《山へ、川へ。》」(Gallery PARC / 京都)
藤原隆男 京都市立芸術大学退任記念展「ほしをみるひと」(ギャラリー@KCUA / 京都)2017
「東アジア文化都市 2017 京都「アジア回廊現代美術展」(京都芸術センター / 京都) *タイルとホコラとツーリズム season4《一路漫風!》2016
「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016」(六甲ケーブル山上駅 / 神戸)
「タイルとホコラとツーリズム season3《白川道中膝栗毛》」(Gallery PARC / 京都)2015
「タイルとホコラとツーリズム season2《こちら地蔵本準備室》」(Gallery PARC / 京都)2014
「タイルとホコラとツーリズム」(Gallery PARC / 京都)2010
「丹波国分寺跡アートスケープ」(丹波国分寺跡周辺各所 / 京都)2008
「なんたんアートリンク」(亀岡市各所 / 京都)
「ペナント・ジャパン in 嵯峨嵐山」(嵯峨芸術大学 附属博物館 / 京都)2004
「ペナント・ジャパン in れきはく」(大津市歴史博物館 / 滋賀)2003
「新開地アートブック・プロジェクト」(神戸アートビレッジセンター / 兵庫)2002
「ペナント・ジャパン in 比叡山」(ケーブル延暦寺駅ホール / 滋賀)2000
「ペナント・ジャパン」(idギャラリー / 京都)
「Satellicon(サテリコン)」(神戸ファッション美術館オルビスホール / 兵庫)1999
「当世物見遊山」(円山公園・お宿吉水 / 京都)1998
「PANOPTICON」(神戸ファッション美術館オルビスホール / 兵庫)
「THE SHOP HEXAGON」(長谷六角ビル / 京都)1997
神戸アートアニュアル’97「art port」(神戸アートビレッジセンター / 兵庫)1996
「デカダン秘宝館」(ギャラリーココ / 京都)写真提供:ギャラリー・パルク
撮影:麥生田兵吾開催概要
- 会期: 2022年12月25日[日]ー 2023年1月22日[日] 水・木曜日および年末年始(2022年12月28日[水]~2023年1月5日[木])は休廊
- 会場: Gallery PARC
- 営業時間: 10:00〜19:00
- お問い合わせ:info@galleryparc.com ギャラリー・パルク
※会期中、予告なく内容を変更する場合がございます。店舗の状況につきましては、TOPページをご確認のうえご来店ください。
FLOORGUIDEフロアガイド
- 2F
- ギャラリー&イベントスペースNEUTRAL / Gallery PARC
- 1F
- 大垣書店OGAKI BOOKSTORE
- カフェ&バーSlow Page
- 印刷工房昌幸堂
- 1F
BOOKS & GOODS
CAFE & BAR
印刷工房
- 2F
GALLERY & EVENT SPACE
GALLERY & EVENT SPACE